« 2008年08月 | メイン | 2008年10月 »
NHK総合 SONGS 沢田研二part1
2008年9月17日(水)午後11:00~11:30 放送より
「我が窮状」 作詞:沢田 研二,作曲:大野 克夫
麗しの国 日本に生まれ 誇りも感じているが
忌まわしい時代に 遡るのは 賢明じゃない
英霊の涙に変えて授かった宝だ
この窮状 救うために 声なき声よ集え
我が窮状 守りきれたら 残す未来輝くよ
麗しの国 日本の核が 歯車を狂わせたんだ
老いたるは無力を気骨に変えて 礎石となろうぜ
諦めは取り返せない 過ちを招くだけ
この窮状 救いたいよ 声に集め歌おう
我が窮状 守れないなら 真の平和ありえない
この窮状 救えるのは静かに通る言葉
我が窮状 守りきりたい 許し合い 信じよう
投稿時間 : 18:13 個別ページ表示 | トラックバック (0)
派遣労働の「見直し」の動きが急です。自民党の総裁選や総選挙で国会での審議は遅れそうですが、一部の手直しや、労働者を放置するやり方ではなく、ヤクザ稼業の「ピンハネ」を合法化した政治家の責任も合わせて問題にしてほしいものです。
以下に紹介するものは、地域のユニオン運動から届いたお願いです。派遣労働の問題点は、「日雇」の問題だけではなく、大企業が直接雇用を回避するために行う「グループ派遣」も問題です。この争議はSさん一人だけのものではないでしょう。
(注)小見出しは管理人
2008年9月
仲間の皆さん!
きょうとユニオン(京都地域合同労働組合)
京都市南区東九条上御霊町64番地の1アンビシャス梅垣ビル1階
Tel :075-691-6191
Fax:075-691-6145
■東レ商品の不買のお願い!皆さまにおかれましてはますますご清祥のこととお慶びいたします。
さて、東レ・エージェンシー(派遣元)から東レリサーチセンターに派遣され3年2ヶ月間継続して働いていた組合員のSさんは、2007年5月31日に解雇されました。現在Sさんはこの不当解雇に対して、
①東レリサーチセンター(派遣先)に対する地位確認(派遣元の東レ・エージェンシーはグループ企業を中心にもっぱら派遣する会社であり、派遣先の東レリサーチセンターとの黙示の契約が成立していると主張)
②東レ正社員のセクハラ・ストーカー行為に対する損害賠償請求
を内容とした訴訟を行っています。この裁判・争議に勝利するために、全国の仲間の皆さんに、東レ(株)商品と東レが資本を25%出資している合弁会社―松下プラズマディスプレイの商品の不買を呼びかけます。
■セクハラ・ストーカー告発に対して報復解雇
Sさんは、2002年9月に東レ・エージェンシーに派遣登録し、2003年7月から別の派遣先(東レ関連会社)に派遣させたあと、2004年4月1日から、東レリサーチセンター(派遣先)の面接を受け、専門の26業務である「事務用機器操作」に従事するという「派遣労働契約」を締結して,東レリサーチセンター滋賀事業場に派遣されました。
しかし、実際に従事した仕事は専門業務といえるものではなく、一貫して庶務的な仕事であり、仕事内容についても派遣元から提示されたものは皆無で、就労してから新たな業務が次々に付け加えられていく、というずさんなものでした。東レ・エージェンシー(派遣元)は、業務内容を把握することもなく、勤務実態も月末の賃金計算時に知るという状態で、派遣元管理台帳も作っておらず、賃金さえも自らで決定することができず、すべて東レリサーチセンター(派遣先)の言いなりでした。
さらに、2004年7月頃からSさんは、東レリサーチセンター(派遣先)に出向していた東レの男性正社員より、職場のみならず通勤途上でも2年以上にもわたって、執拗なセクハラ・ストーカー行為を受けていました。Sさんは被害からの救済を求めて東レ本社に訴えました。その結果、東レ側はSさんが東レリサーチセンター(派遣先)で今後も長く働き続けるための環境を整え、セクハラ行為を謝罪し、加害者を異動させることなどを約束し、一時的に別会社への異動を行いました。
にも関わらずその後、東レ側は、加害者を元職場に戻すという方針転換を行い、派遣社員という弱い立場のSさんを排除することで問題を葬り去ろうとして、Sさんに解雇(第一次解雇)を言い渡しました。
Sさんはこれに抗議し、解雇を撤回させ元職場に復帰し、結果的に加害者は自主退職したのですが、東レリサーチセンター(派遣先)の役職者や社員から、加害者に同情的な立場からの暴言が吐かれるなど、様々なセカンドハラスメントが行われました。
そして最終的に、2007年5月末日、報復的な第二次解雇を行いました。この間、東レ・エージェンシー(派遣元)はこの問題に対して一切何も行わず、解決する努力を一貫して怠っていました。
■東レによるさらなる不当労働行為
Sさんは、当組合に加入し団体交渉を申し入れ、解雇の撤回を要求しましたが、東レ側は一切誠実な団交を行いませんでした。3回行われた団体交渉には、派遣社員のSさんとは雇用関係がないという理由から、団体交渉を拒否していた東レリサーチセンター(派遣先)の役職者が、立会いと称して団交に介入し妨害を繰り返し、東レ・エージェンシー(派遣元)の弁護士までもがそれに加担したばかりか、セカンドハラスメントを積み重ねるという不当労働行為の状態が続いていました。
これに対して労働組合側が地労委への救済申立てを準備中している最中に、派遣元と派遣先が結託して、あろうことか大津地裁にSさんを被告にした労働審判の申立てを行い、さらなる不当労働行為を行いました。
東レリサーチセンター(派遣元)、東レ・エージェンシー(派遣先)とも東レ㈱の100%子会社の東レグループの企業です。現在、東レグループでは、もっぱら派遣など違法派遣が常態化しています。また、東レグループは、対外的には「人権意識の高い企業」「セクハラは、絶対容認しない」と、公言している企業です。そのような企業で、セクハラ・ストーカー行為が2年にも亘って続けられ、これを訴えたあとに行われたセカンドハラスメント、そして二回にわたる解雇、さらには、労働組合に対する不誠実団交と「労働審判制度」を悪用した更なる不当労働行為は決して許せません。
Sさんは、今回の問題を決してSさん個人にかけられたものではなく、同じように働く派遣社員をはじめ全ての労働者の働く権利と尊厳を踏みにじるものであり、労働組合に対する不当労働行為であると考え、闘っていく構えを固めています。
全ての皆さん!ぜひ、東レ(株)関連商品への不買にご理解をいただき、ご協力いただきたく存じます。よろしくお願いいたします。■東レ商品一覧
東レ商品は多岐にわたり象徴的なものはありません。また、商品化されたものだけでなく、その前段の素材にも使われている場合がありますが、以下の商品をあげることができます。
◎トレビーノ(家庭用浄水器)
◎トレシー(メガネレンズ拭き)
◎トレシー(洗顔クロス)
◎ブレス・オー(コンタクトレンズ)
◎風通るシャツ(盛夏用カッターシャツ)
◎竹爽(竹繊維・服地)
◎キューブ(肌着)
◎ボディシェル(肌着)
◎シルック(きもの地)
◎ケバック(抗菌・防臭機能のふとんの中綿)
◎東レテトロン
◎東レナイロン
◎インターキャット(ペット用抗がん剤)
◎インタードック(ペット用抗がん剤)
◎テグス(釣具)
◎水着を始めスポーツウェア素材◎エクセーヌ(鹿革調人工皮革/婦人靴・バックなど、高級家具・高級車のシート素材など)
◎トレカ(炭素繊維/テニスラケット・ゴルフクラブなどの素材)
◎その他、通販の「ディノス」「千趣会」などで東レ商品がカタログ販売されています。
◎スポーツ分野/東レパンパシフィックテニス・東レ杯上海国際マラソン主催
バレーボールプレミアリーグ男女とも出場。
◎テレビの提供番組/冠番組「世界うるるん滞在記」(TBS系日曜22時)
ニュース23(TBS系)報道ステーション(ABC関西エリア)など◎松下パナソニックプラズマディスプレイ(東レが資本の25%を出資)
投稿時間 : 11:49 個別ページ表示 | トラックバック (0)
政治は照れ屋です。対立軸は誰もがわかるような「昨日」と「明日」の対立としては表れません。時には、はにかみながら「昨日」と「一昨日」の対立として表われます。しかしそうであっても、やはり、根底には「昨日」と「明日」の対立が厳然として存在します。
福田首相の辞任表明には色々な要因があるでしょうが、国会運営の手詰まりよりも、経済政策の手詰まりが大きかったのではなかったかと思います。
「安心実現のための総合経済対策」。様々な合力が重なって出来上がったこの「補正予算」を、いったいどう説明したらいいのか。福田にとって「不安」だらけの「経済対策」となってしまったことでしょう。
小泉構造改革という「昨日」とはキッパリと手を切りたかった。しかし、手を切ってから、いったい、どこに向かったらいいのか?
まごまごしていたら、サブプライム危機と原料高騰という二大波が押し寄せてきた。「いざなぎ越え」も吹き飛び、「景気対策」を期待する声が久しぶりに聞こえてきた。チマタでは蟹工船が読まれマルクス復活の気運もあるという。永田町ではさすがにマルクスは(まだ)読まれないが、竹中ヘーゾウによって過去に追いやられた(はずの)ケインジニアンのリチャード・クーを信望する人が「国民の人気者」だとか。かと言えば、ナンミョウを唱える人が、最近やたらと自己主張をする。
ああ、面倒くさい。みんなまとめて「総合経済対策」にしちゃえ。
でも、わたし、説明できません。
あそう君、リチャード・クーさんのレクチャー受けたんだから、
次ぎ、お願いしますよ。
こうして「麻生を軸にした」インチキ「総裁選挙」がはじまりました。マスコミは対立の構図を「上げ潮派」VS「財政再建派」+「財政出動派」と描きます。
まさに「昨日」VS「一昨日」の対決です。
しかし、これを茶番劇と笑うことは禁物です。今、注目すべきことは、もう決着済みのものとされてきた「大きな政府」VS「小さな政府」という対立軸が、急激に前面化してきていることです。しかも人々の間で「大きな政府」への期待が高まっています。それもかつての「大きな政府」ではなく、「官僚」と「族議員」と「業界」の支配を許さない、「大きな政府 2.0」が民意だということです。
自民党総裁選から解散・総選挙で、各候補、各党はこの民意を基点にしたどのような「明日」を描くことができるでしょうか。対立軸は(たとえ古い言葉で語られようとも)、「昨日」VS「明日」をはらんだものとならざるをえないものなのです。
投稿時間 : 20:08 個別ページ表示 | トラックバック (0)