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2010年01月01日

 ■ 2010 年頭のあいさつ

新年明けましておめでとうございます。

新しい年があけると同時に、近所のお寺(妙教寺)に鐘を突きに行ってきました。最近はこれが年中行事です。

除夜の鐘は本当に108ツ突いているのか? 前から疑問に思っていましたが、今年も寺の跡継ぎ(娘の同級生)が、片手にカウンターを持って、ちゃんと、数えていました。私が帰る時、「まだ19」。「先が長いですわ」と苦笑いしていました。

鐘は二つ突きましたが、108ツの煩悩を「除去」するのはむずかしい。しかし、環境負荷が極限を超えた今、108ツの欲望を自分の力でコントロールしようという考え方は、貴重と思います。
 
さて、昨年は「起こり得ない」と思っていた二つの出来事が起こりました。一つは言わずと知れた「政権交代」。もう一つは私の故郷・新潟県の代表チーム(日本文理高校)が甲子園の決勝に進出したことです。

とくに「野球後進県」と言われ続けた新潟県の高校生が、決勝の大舞台で「9回・奇跡の大反撃」を演じたことには、胸を熱くさせられました。実況中継は見ることができませんでしたが、その夜、明け方までYou Tube でくり返し見続けました。

民主党政権がどのような社会を目指すのか、今だ不明です。にわか「応援団」に転じたり、「限界」を指摘するだけのスタンスをこえて、社会運動の側から「新しい社会ビジョン」を示す時だと感じています。

長引く不況ですが、これを「脱成長社会」へのトバ口にしたいものです。

本年もよろしくお願いいたします。

投稿者 mamoru : 2010年01月01日 13:45

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