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2010年07月04日

 ■ 『ハーフ オプション 軍事費を半分に!―市民からの提言』刊行なる!

リーフレットの一部を抜粋します。


『ハーフ オプション 軍事費を半分に!―市民からの提言』
青木雅彦著
A5判 総334頁
一冊 1995円(税込)、送料340円
草莽社(京都市)刊
ISBN978-4-915480-12-6 c-0031



彼は死ぬまで戦争に反対するという意思を表明して生きた。
私は彼を目標にしたいと思うし、そのように生きて終わりにしたいと思う。

―鶴見俊輔氏「序」より


2008年の春、
志半ばで亡くなった、一人の反軍・反戦活動家がいた。
名前は、
青木雅彦という。
大きな声でさけぶわけでなく、華々しく成果をうたうこともなかったが、
その、鋭利な知性は、地道に、確かに、日本の平和運動に足跡を残した。

一九九一年、軍事費半減への具体的道筋を示す提言として唱えた「ハーフ オプション」論は、大きな反響をよぶところとなる。
その後も知性とアイデアを駆使して、様々な活動を展開し、
その著述と膨大な発信を続けた。
その揺るぎない平和への信念は、
おどろくべきエネルギーの蓄積として残された。
今、あらためて新鮮な、青木雅彦の軍縮への提言を、
混迷の時代に問う。

日本の軍事費を半減させよう。
いや世界の軍事費を半分に減らそう。
それを原資に、災害救助、難民対策、飢餓や貧困対策、
環境保護などの基金として生かす制度を作ろうと呼びかける。

これは核兵器廃絶よりも、困難を伴うだろう。
しかし世界の軍事費を半減させようというスローガンは、
今という時代にこそ、多くの市民の共感を得られるはずである。

(湯浅一郎氏「解説」より)


【青木雅彦 あおき まさひこ】
1955年、兵庫県篠山町(現篠山市)に生まれる。関西学院大学、さらに京都大学に進み、反体制情報センターなどを皮切りに、反軍・反戦組織を次々と立ち上げ、多くの文章を発表する。
その博識と語学力をもとに、実証的、創造的に読み解いた状況分析と平和への「実現主義」は、幅広く運動に影響を与え、貢献した。
2008年 逝去。


<お申込み>
 郵便振替口座 009940-3-272182 青木雅彦著作 出版委員会
 1冊2,335円(税込・送込) 2冊4,440円 *書店でもお求めいただけます。

■出版賛同金もお願いしています。
 1口 5,000円(3冊謹呈いたします)

 青木雅彦著作 出版委員会 代表 足立修行
 電話/ファックス 0774-330851

投稿者 mamoru : 2010年07月04日 17:03

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